ベッドに横になって天井を見上げていると、友達という言葉がぽっかりと宙に浮かんでいた。面倒探索四十になってからSNSをやめ、元々電話をしないスマートフォンはゲーム機と化して枕元に転がっている。

 いつの間にか友達に自分を投影していて、友達の嫌なところがイコール自分の嫌なところなのだろうかと考え始めていた。寝たり起きたりを繰り返しながらいくら悩んでも答えの出ないことを考え続けることには慣れている。

 トイレに行こうとクーラーの効いた部屋から出た瞬間に汗が滲んで眉間に皺が寄った。洗面台に写った自分の顔を見て最近探索四十また更に老けこんだと凹む。

 台所の椅子へ座り、別の友だちに1年悩んでいる愚痴をこぼしながら麦茶を飲む。既に汗でねっとりした足を気持ち悪く思い一瞬部屋に戻ろうかと思ったけれど考えなおした。夏が嫌いなわけではない。嫌な気分の時には何をやっても嫌になる、そんなスパイラルに嵌っていく自分が嫌探索四十課程なのだ。

 友達に、わたし今PMSなのかもしれないと言ったら、1年もPMSって長すぎだって言われ大笑いをした。